「保育園落ちた日本死ね」から約7年…今度はどうなる「学童と『小1の壁』問題」
「保育園落ちた日本死ね」がブログ投稿され話題になったのが2016年…
2023年・令和5年の今年、
その子はもう小学生になっただろうか。
うちの上の子は2017年生まれ年長組、来年はいよいよ小学一年生になる。
『その世代』の受け入れ枠のあまりの狭さが問題提起され、今でこそ待機児童対策が各自治体で取り組まれ、3~5歳児の保育料無償化、保育園数増加、保育関連補助金の拡大等、その頃と比べると未就学児を育てる世代にとっては大分受け入れや支援の体制が整い充実してきた(充分とは言い難いが少なくとも前に比べればまあ・・・)。
が、子供はどんどん大きくなる。
『その世代』が次の段階へ成長していき、その『次の段階』の対策が間に合っていなければやはりそこでも当然ひずみが起き問題提起され、しかるべき対処や手が回らずにその保護者や当該児童たちが壁にぶち当たる…。
小学校そのものは別にいい。
問題は
・放課後の(保護者が仕事が終わるまでの)受け入れ先
・家庭での宿題・課題のフォロー(共働き世代ではどうするの?)
が、うちの自治体だけでなくおそらく全国的にやばい。
やばい以外の表現が出てこない(語彙力)
保育園はもちろん、幼稚園も昨今は預かり保育対応が充実していて働く世帯に合わせての時間帯利用ができる(17時までやそれ以降にも対応してくれる園も中にはある)。
が、小学校に上がった瞬間、『学童』の枠に入れなければもう親がフルタイムで働くのは絶望的、どころか「一人でサクッとするには厳しい宿題や課題」に「どこかでは必ず担わなければならない、親のPTA役員等への参加」に、
共働き世帯の方がメジャーになってきているはずの昨今の時世に合わないものが当たり前のように存在している。
親がシングルであれば、その枠やタスク量等を鑑みるに『無理ゲー』の言葉しか出てこない。
さらにその子が学校に対してナーバスであったら、知的や発達に困難を抱えるタイプだったら、いじめに遭うとまでいかなくてもクラスメイトや担任との相性が最悪だったりしたら…。
スクールカウンセラーの配置や定期ヒアリング、外部講師の召喚等、各学校各自治体でケアやフォロー体制への対策をそれぞれにしているようではあるものの、
知る限り、まだまだ足りない、少ない、使いづらい。
全部に突っ込みだしたらきりが無いが、
まずとにかく『学童の受け入れ枠と選択肢』、『放課後デイケアのニーズに対する少なさ』。
世代により人数に幅があり、現実問題予算にも限界がある。
それはわからなくもないが、それにしても、あまりにも選択肢が少なすぎる。
細かい数字はあまりネットに出回っていないかもしれないが、これから就学予定の子がいる方は、それぞれの自治体の学童と放課後デイケアの数とその受入数をぜひ一度は調べてみてほしい。場合によっては早めに問い合わせや見学等をしておいてみてほしい。
きっと『ヤバさ』がわかる。
お金がいくらでもかけられるのであれば、家庭教師や習い事を適宜させてみるのも一つの手かもしれない。ただそういう教育費はほんとにばかにならない。
高校~大学くらいで教育費はガツンとかかるので、未就学児~小学生くらいはなるべく保育所や学童をうまく利用して親はサクサク働いて稼いで貯めて…といけたらよいが、
現状どうやらあまりに厳しすぎるらしい。
一体、今の小学1~2年生位の子の親はどうやりくりしてどう子供や小学校に向き合っているのか…?
そこに的確に突っ込みをいれつつ、対処法や解決策を持ち、さらに実行してくれるような政治家やリーダーは出てくるのか…。
そして今私たちにできることは…。